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8耐の潮流変化とHRC40秒ペナルティの訳

 第45回鈴鹿8時間耐久オートバイレース。もうすぐ半世紀、世界に名立たるレースに成長、二輪文化として確立したことを嬉しく思う。2回3回4回くらいを見に行ってるから、尚更。

 今年もエアコンの効いた部屋で観戦。断酒して5年目なので、缶ビールはなし。J Sports(無料お試し)も加えてBS12と二台体制。ネットは1分近く画像音声が遅れて、タイムスリップみたいで面白い。
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 数ある名勝負の中で、今年の大会は歴史に残るのではないかと感じてる。その要因をあげると、

・Ducati team KAGAYAMA パニガーレが予選2番手。
・BMW Motorrad が、8耐史上初のホールショット。予選も5位で速かった。
・前半、HRC、YAMAHA、Ducati、YOSHIMURAの白熱したバトル。
・7時間経過しても、1位2位、3位4位が同一ラップの大接戦。
・DucatiとYOSHIMURAの大逆転劇。
・最後の最後でHRCに40秒のペナルティ。

 などなど、他にもDucatiパニガーレが最後のPIT INで水野涼とフレッシュタイヤに交換しないで、結果的に表彰台を逃した。

 HRCの40秒ペナルティは、ピット作業でコンマ何秒かリアスタンドを外すのが早かったから。オフィシャルのチェックは厳しい。動画を見るとよくわかります。

 それにしても「黒船」Ducatiパニガーレは速かった。見るからにコンパクトでスリム。moto2のような軽快な切り返し。今年初めての耐久でこれだけ走るとは想像できなかった。耐久仕様は未完成。これも動画にあるけど、リアスイングアームが片持ちだと、タイヤ交換が速そうだけど、実は左側のジャッキがライダーと干渉してしまう欠点がある。

 ゆえに、コンベンショナルな両持ちスイングアームの方が、耐久ではメリットが大きい。来年はワークス体制でmoto GPライダーが参戦すれば、HRCやYAMAHA、日本車が守ってきた優勝は危うくなる。

 BMWも速かった。こちらも来年は脅威になりそう。

 moto GPでは、日本車はコテンパン。耐久でもその日が近いと感じた今年の8耐でした。バイクレースはやっぱりヨーロッパ!の覇権に戻るのか、潮目だと思います。日本経済の衰退も大いなる原因。来年が楽しみだけど、少し恐ろしい。


by kzkwglider | 2024-07-24 07:10 | Road & Sky & Swim | Comments(0)

#青空と雲のゆくえ ピュアグライダー・パイロットです。セールプレーンからの空撮写真や飛行記録などをアップしてます。2015年5月に患った大腸穿孔(S状結腸憩室穿孔)によるストマの体験なども。


by kazu
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