TRAVLER GUITARのシム調整
2025年 06月 24日
シロートのギター好きですから、私の懐具合では5万円以下のギターであれば、浮気のし放題ってことで、TRAVELER GUITAR Speedstarと共に、手元にあるのは同じメーカーの『Escape MARK III』。
ピエゾです。やっぱりこっちの方がスタイルとしては自分には似合う。スペックはSpeedstarと同じNut幅1.75inchでフィンガースタイル向きです。マホガニーの見た目も美しい。指板は、ウォルナット。
しかし、このギターのセッティングは一筋縄、簡単ではなかったです。と言うか、この手は初めてなので、かなり悩んだすえに、やっとこさ使えるようになりました。
まず、出品者は「1.2.3弦はナイロン弦を張ってエレガットのように弾いてます」と説明。その上での12F弦高は、1弦2.0mm/6弦2.5mmと少し高いです。ネックはストレートのようです。 
すぐに配送してくれて翌日届きました。音出し問題なし。ピエゾアンプはFishmanではなくShadow。チューナーも付いて、上品な鳴りです。YAMAHAのアコギアンプにプラグinも問題なし。 
4.5.6弦はエレキ弦かな、このまま暫くエレガット状態でも良かったのですが、やっぱりスチールでしょ、ってことで、弦をブチブチ切断して、中華製ライトゲージに交換。ここで最初の想定外な事態発生。ボディを回り込んだ位置にペグがあるので、遠い。3弦4弦の長さが足らなくて届かない! 
仕方がないので、ホンモノのダダリオEJ15に交換。ホンモノ、ってのは、同じサイトで見事に偽物を騙された経験からです。見事なコピー商品でしたが、価格が半値以下。ダダリオのキラビヤカさがない、ドンくさい弦でした。
さてペグの巻き方に悩みます。下を通してどっちに巻き込むのか。んんん、脳味噌が沸騰しそうです。バカか?ボケたか? 
回転方向を何度かやり直して、やっと完成。ペグの位置が悪いので、鬼のように弦が撒き難いです。弦交換したくないギターの代表格でしょう。
でもって、悪い予感がしてたんです。チューニングしたら、弦高が2.5mm以上に上昇、ネックは順反り!テンションが強くて弾けたもんじゃありません。そもそもバックパッカとかトラベルギター系は、ウルトラライトゲージが基本、ってか、指定されてます。上手い話はないのです。
無駄と思いつつも、サドルを0.2mm削りましたが、焼け石に水。ホンモノEJ15が無駄になってしまったかあ。今日はここで電池切れ、弦を緩めて就寝です。
▲寝ながら考えた対策▲
・何はなくとも、ウルトラライトゲージに交換する。手持ちのエレキ弦ERNIE BALLのレギュラー10~46を張る。ピエゾで鳴らすんだから、ブロンズ弦の必要性はない。 ・ネックは4ボルトonなので、ストラトやTaylor NT neckのようにシムをボディ側に入れて。ネックのアタックアングルを調整してみる。
おし!早速早朝から作業開始です。嬉しい誤算だったのは、外した弦EJ15は長さに充分余裕があって、再使用可能!でした。ホンモノ弦が無駄にならないですみました。
1本づつERNIE BALL弦に張り替え、緩ませた状態でネックとボディを分割します。そうなると、ボディエンドのペグへ折り返す「メタルロッド」と「スペーサーローラー」、「ストリングガイドローラー」が外れちゃうので、ナイロンストラップで固定しました。 
そしてネックの4ボルトを対角線上に緩めながら外します。 
ネックとボディが分離して、上手くいったかなと思ったら、 
次の瞬間、エンドバーがロールごと飛び散りました。 
Don`t mind ! です。壊れたわけじゃない。組み直して今度は、外れない様にマスキングテープで固定。脳味噌を使います。 
さて、ボディ後部に挟むスペーサー、薄いアルミ板とかが好ましいのですが、手持ちがないので、ピックガード!を切って使いました。こんな感じ。 
これをネックジョイント後部にピッタリと貼り付けます。そして元に戻すのですが、これまた難儀でした。弦をローターの定位置に固定しながらネックをボルトオンする。何度も失敗しながらようやく完了。
そしてチューニング。 
6弦/1.75mm! 
1弦/1.25mm!ドヤっ!大成功。ネックもトラスロッド未調整で問題なし。 
しか~し、楽器の調整はそう甘くないのです。弾いてみたら、1弦が音詰まり、弦高低過ぎです。サドルを削ったのが裏目。まあよくやる、ままあることなので、動じませんが。
今度はサドルスペーサー作戦。同じ材料を小さく切って、弦を緩めてサドルを外し、1弦側に捻じ込みます。 
これでどうだ!はい、音はクリア、ビビリも発生しません。究極に近い低い弦高とウルトラライトエージが相まって、まことに弾き易い。ピエゾが拾う音への影響は皆無です。トラベルギターと言うよりも、練習用サイレントギターの理想形ではないでしょうか。
ヘッドフォンをして、夜中も早朝も気兼ねなく弾けます。ならばと、「DGDGBD」オープンGチューニングにして、ローリングカポ装備、あの曲に再チャレンジです。 
今回の作業は、イレギュラーなギターの初めてのシム調整。Taylorも自分で出来ると楽しいのですけどね。ギターは弾く以外にもレクレーションになります。
















by kzkwglider
| 2025-06-24 08:15
| Fingerstyle Guitar
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