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皆さんの大腸穿孔体験☆Borderさんの場合☆

 Borderさん、メールありがとうございます。記事にさせてい頂きたいと思います。拝読すると、本当に大腸穿孔、ストマと言っても、人それぞれの発病、手術、経過、予後、様々だと思い知ります。

◎はBorderさんのメールの引用と編集をさせて頂きました、相違点などがありましたらご指摘下さい。▶は私の感想です。

◎発病、Borderさんのケース 
 私の病気の始まりは、まず2021/4/11(日)の朝、突然の激しい腹痛があり、救急病院の休日外来を受診。その日が胃腸外科の先生不在で、診てくれたのが研修医と内科の先生でした。CT、血液検査の結果、異常なしとのことで、便秘薬をもらって帰宅。
 その日1日痛みに耐え、吐きながら一晩明かし、翌朝近所の病院を受診し、再検査。
 結果、腹膜炎で重篤な状態と言われ、前日受診した救急病院へ救急車で運ばれました。

▶私の場合
 痛みは腰ではなく、穿孔しているた下腹部でした。発熱も酷かった、一時は40度を超えました。掛かりつけのクリニックにレントゲン、同じく下剤を処方され、這うように帰宅。症状は更に悪化し、翌日も同じクリニックへ行きましたが、尋常では症状なので、大病院へCD付の紹介状を書いてもらいました。

 救急車は呼ばず、タクシーで病院へなんとかたどり着きました。

後で考えれば、もう少し早く再受診すればよかったと、何度も後悔しましたが、痛みの中意識も朦朧だったかもです。運良く助かって元気になれたので、嫌だったこと全て、帳消しにして忘れようと思います。

▶前触れがほとんどないのが、大腸穿孔の恐ろしことですね。腹膜炎ですから、一刻を争います。命が助かってラッキーだったと考えましょう。

私の経過が、他の方のブログ読んでもあまりないことだったのですが、まず初めの手術の後、敗血症で血圧が戻らず、透析を2回やったそうです。それでやっと術後4日目に大丈夫だろうとなり、人工呼吸器が外され、目も覚めました。4日程生死をさまよっていたそう。
 この死にそうだったという事実は、後々日がたつにつれ、ショックが大きくなりました。
 あの時こうしていれば、と後悔したり、辛い時には、なんで助かってしまったんだろうと思ってしまったり…

▶敗血症まで悪化されていたとは、本当に危なかったです。死の一歩手前まで行かれたことだと思います。透析までなんて。ICUで4日間、生還できたのは、奇跡に近いかも知れません。改めてショックの大きさを感じます。でも、生きてこそ、ですよ。

それから1ヶ月後、退院日を迎えたのですが、退院したその日、家に帰ってすぐ右足がひどく腫れて病院に逆戻り。検査を受けると、深部静脈血栓症になっていて、血栓が肺にも飛んでおり、肺塞栓も起こしているとのこと。そこからまた2週間程入院。それが5月の後半でした。
 6月、7月前半は自宅でリハビリしつつ、ストマ交換し、通院しながら過ごしました。

▶血栓は敗血症の影響もあるのでしょうか。脳血管にも飛んでたら大変なことになりますね。ストマ交換をしながら、さぞや大変な日々でしたでしょう。

今度はまた、次の試練が起こりました。
 7月中旬頃、ストマのすぐ上に、初めは小さい血豆のような傷ができ、その傷が2~3日で直径1cm、深さ1cm位の穴になりました。パウチを貼っている面板の下(中)の傷です。

 治療は、その穴に、血液などを吸収する不織布のようなアクアセルというものを詰め、ブラバテープを貼り、パウチを貼ります。そして毎日貼り替え。

 ちなみに剥がしたら穴に詰めているアクアセルを自分でひっこぬき(激痛です)、シャワーに入り、穴の傷を泡で洗わないといけないのです。もちろん超痛いです。

 その治療を2~3週間入院して続け、一番大きい時は2~3cmになった穴もほとんど肉が上がり、退院しました。
でも傷は完治してないので、パウチ交換の際アクアセルをつけてブラバテープを貼るのは、8月から11月の閉鎖手術まで続きました

 その間傷も全く治らず、大腸菌に感染したり、薬をかえたり…
いつ感染症になるのか、不安を抱えてすごしました。(熱がでて、最悪死ぬこともある、と言われたので)

▶想像を絶する日々でしたね、コロナも最盛期でしたし。私なんて軽傷に思えます。本当に人それぞれ、様々な合併症が起こるのですね。恐ろしい病気です。

◎そしてついに!ストマ閉鎖手術から約3週間経ちました。心配したよりも術後の回復は順調で、排便も初めこそ下痢っぽかったり、回数多かったりでしたが、意外に早く落ち着きました。
 やっと気持ちもすっきりしてきました!

▶よかった!ここまで辛い大腸穿孔を原発とした予後は、初めて知りました。大変参考になりました。本当に大変でしたね。でも、現代医学に救われたと思います。

閉鎖手術前は、一番心が不安定でした。全てネガティブに考えてしまって、何故かもう身体は元通りにならない、と考えていました。

▶外科以外にも、メンタル、精神面でのケアは、とても重要だと思います。どうしても悪い方向に考えてしまうのは、これだけの経験を短期間にすれば当然のことです。もしもこのブログをお読みの方で、メンタルで落ち込まれていたら、迷わず早い時期に精神科や心療内科の受診をお勧めします。
 外科と異なり、精神科医は心を優しく労わってくれます。シイキが高いと感じる必要はないと思います。

 最後にBorderさんから、同じ病で悩まれている方々へ一言。

こんなに色々起きた私でも、元気になれたから、諦めないでって伝えたいです。

 Borderさん、辛かった体験、闘病の記録を送信して頂いて、ありがとうございました。本調子になるまで、もう少し時間が必要かも知れせんが、人生の大きな山を乗り越えて、これからの人生を楽しんでください。

 私事ですが、12月12日に初孫娘が産まれました。生きてこそ抱っこできました。支えてくれた妻や医療関係者に感謝の気持ちで一杯です。生命は 自分自身だけでは完結できないように、作られているらしいと感じます。
皆さんの大腸穿孔体験☆Borderさんの場合☆_a0330799_03115112.jpg
 生後6日目の、アンヨ、です。

Commented by Border at 2021-12-23 09:06
記事にしていただき、ありがとうございました。
今回振り返ってみたことで、私自身も気持ちの整理ができて、よかったです。
今は、クリスマス、年末年始の予定を楽しみに過ごしています。
少し早いですが、よいお年を!
Commented by kzkwglider at 2021-12-23 10:11
Borderさん、こんにちは。

つたない記事で恐縮してます。でも、客観的に整理すると、あとから振り返りやすいですよね。まだまだお大事になさって下さい。

どうぞ良いお年をお迎えください!
by kzkwglider | 2021-12-18 03:12 | 大腸穿孔(S状結腸憩室穿孔)人工肛門 | Comments(2)

#青空と雲のゆくえ ピュアグライダー・パイロットです。セールプレーンからの空撮写真や飛行記録などをアップしてます。2015年5月に患った大腸穿孔(S状結腸憩室穿孔)によるストマの体験なども。


by kazu
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