人気ブログランキング | 話題のタグを見る

そして、そこに雲ができる

 10時15分出発。朝から積雲は活発です。まだ時間が早い、安全パイで筑波山北東斜面2,500ft離脱。順調に上がりますが、逆転層が強烈、4,000ftで、鍋蓋です。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04163320.jpg
 視程も悪い、ここまでくると、惚れ惚れする逆転層です。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04175197.jpg
 風は南東が本流。ゆえに雲は東だけ、西や南は真っ青。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04193778.jpg
 平日なのに賑わっているハングテイクオフを通過して、東の雲を目指します。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04211243.jpg
 東のハングエリヤ『板敷』です。何度か飛んだことあります。こちらも平日なのに沢山のハングがセットアップしているのが見えます。仕事は?って人のこと言えませんが。

 いい雲で上がりますが、やっぱり逆転層強いです。さらに強烈。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04234000.jpg
 ここまでになると、見とれちゃいます。相変わらず雲は東だけ、平野はありません。仕方ないので笠間方面へ4,000ftで突っ込んでいきます。こっちは緊急ランディングできないから、無理できません。本流の風は弱いけど南東だし。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04281035.jpg
 高峰の採石場、雲もリフトもあるので不安はありません。笠間の手前の雲でターン。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04281786.jpg
 北にしっかりした雲道が見えますが、とても届きません。結局筑波山へお帰りに。この通り、雲は東だけ。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04303148.jpg
 相変わらず4,000ftトップでスジリモジリと南へ移動。つくば市方面のトリガーをさがします。大規模ソラーパネルや高エネルギー加速気。日射は最高に強いので、サーマルはあるのですが、まだ11時。ガマンだな。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04313216.jpg
そして、そこに雲ができる_a0330799_04314203.jpg
 ハズレが少ない南の工場でガッチリとサーマルヒット!平日なので操業していて煙突から煙が出ています。しっかりとトリガーになっています。高度も4,000ftを超えてきました。

 上がっている時は次の目標をしっかり観察です。平野にも雲が出来てきました。でも消えるサイクルも短い。まだ温まり切ってないのでしょう。でも雲が出来るのだから、行ってみる価値はあります。工場サーマルで上げきって、下館へ発射。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04402794.jpg
 大きな街ですからね、熱源はあるはず。目論見当たって強いサーマルにヒットです。やがて頭上には雲が形成されます。やったね!って快哉を叫びたい気分です。雲底も上がってきて4,700ft。楽しくなってきました。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04431572.jpg
 砂沼へ移動。高度は低いけど、リフトも雲もありますが、消えるサイクルが短い、難しい判断と操縦が求められます。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04444767.jpg
 2,000ftを切りそうなピンチもありましたが、全神経集中して上げ直します。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04473007.jpg
 ようやく鬼怒川到着。高度はギリギリ。出来立ての雲を狙ってジリジリ移動。判断が難しい。難解なパズルのようなソアリングです。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04502748.jpg
 国道4号バイパスを超えて、ハート池も見えてきました。高度はやっと5,000ftに。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04522042.jpg
 間々田から小山市街。ひし形の牧草地は、『間々田ダイアモンド』と呼ばれる緊急着陸地です。降りたくないです、もちろん。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04552851.jpg
 やっと栃木市到着。相変わらずの逆転層。5,000ftをヨロヨロ。真壁からの『すり鉢』捨てて、『小山滑空場』に切り替えます。
そして、そこに雲ができる_a0330799_04582653.jpg
 1,500m以上、上がらないんですよね。仕方ないです、自然の摂理です。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05003877.jpg
 『パフ』もそこそこあって、沈下も酷くないので、えいや~!と太平山へ突っ込みます。小山滑空場への帰投高度は問題ないです。

 やっとたどり着いた大平山は、盆地状の形成になっているので、熱が収縮しやすいようでパフが見えます。到着したら、ガッチリ上昇!やった!充実感を感じます。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05033432.jpg
 センタリングしているうちに、みるみる雲が発達していきます。それでも5,300ftがやっとこです。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05044772.jpg
 男体山方面は、雲なし、リフトなし。さっさとUターンです。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05054698.jpg
 さあ、ここからの帰投が難しい。小山滑空場へなら『すり鉢』圏内ですが、真壁に戻るには難しライン取りが求められます。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05082111.jpg
 栃木JCTから東を観察。小山市街地方面の雲が期待できそう。途中の野焼きもトリガーになるかも。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05094461.jpg
 大当たり!思川の野焼きでガンガン上昇。3,000ftから一気に4,500ft。これなら真壁へ帰れます。お助けに感謝です。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05110973.jpg
 堂々とした風格の小山市街地。東北新幹線がガッチリと〆ますね。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05125154.jpg
 『関城』のサーマルにバッチリヒット。まだまだ飛んで遊べます。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05144099.jpg
 つくばサーキット。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05151332.jpg
 美しいアジアの風景です。

 5時間を経過して着陸したかったのですが、RWに障害物、仕方ないので待機していたら、真壁市街地上空のサーマルで3,500ftまで上がっちゃいました。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05155111.jpg
 美しい夏の筑波山。梅雨の晴れ間は貴重です。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05180990.jpg
 今日から新しくした帽子もバッチリ。ツバの長さが絶妙、ミシンで直してくれた彼女に感謝です。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05195396.jpg
 THETAだと写っちゃいけないモノが撮れちゃいますが、たまにはいいかと。
そして、そこに雲ができる_a0330799_05213622.jpg
 6時間01分、暑かったり、涼しかったり、梅雨の晴れ間、充実したソアリングでした。今シーズン(9月まで)もこれでお仕舞かな。




















by kzkwglider | 2019-06-14 05:32 | ソアリング日記 | Comments(0)

#青空と雲のゆくえ ピュアグライダー・パイロットです。セールプレーンからの空撮写真や飛行記録などをアップしてます。2015年5月に患った大腸穿孔(S状結腸憩室穿孔)によるストマの体験なども。


by kazu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31