Sea Breeze
2019年 05月 18日
初夏になると、すっかりウェザーの傾向が変わってきます。今までの冬型はほとんどなく、南、または東風主体になり、強い日差しでサーマルソアリングがメインになって来ます。東風は海から吹いてくるシーブリーズです。いつもの西風と反対。
そんなことを踏まえて、考えたソアリングが求められる季節です。昨日5/18は、17に続いて積雲モクモク、雲底は5,000ftないくらいで低いのですが、どこでも上がりそう。セッカチなので、9時!テイクオフ。
バッタでした。いくらなんでも早過ぎる。待てない性格を直したいです。
1時間後の10時リフライト。今度は2,500ft離脱でガッツリとサーマルヒット、一気に4,200ft。ヘディングWESTで発射!です。
雲底は低いですね。雲量も多くて視程が悪い。今日は兄貴分のGlaser-Dirks800(セルフ・ランチ機)と2機だけなのですが、ニアミスの油断は出来ません。
でも、800は秩父方面を狙って、エンジンを使わないで熊谷まで7,000ftのロング曳航です。
雲道はしっかりしているので、3,500ftで西へ飛ばします。センタリングは最小限、ドルフィン飛行。
緑豊かな田園と雲の影のコントラストが美しい。
小山市コマツ工場到着。4,000ft、余裕ではないのですが、小山滑空場があるので安心です。
麦畑でしょうか。田んぼとのコントラストが「絵」になります。
東北新幹線を超えて、栃木方面を目指しますが、4,500ft。ちょっと苦しい。北には良さそうな雲道です。
ただし、今日は平日なので宇都宮基地がオペレーションしています、無線をウォッチ。 管制圏に入らないように注意です。
北東へ逃げて日産UDトラッカーテストコース、ツインリンクもてぎへ進みますが、
相変わらず4,500ftで蓋、すり鉢ギリギリです。
南下。シンク帯が強く1,200ftから熱源を探して苦しく上げ直し。
毎度のFUNAC工場。辛いです。服装は暑めの装備なので、汗ダラダラ。塩飴と水でしのぎます。
ホットスポットにはそこそこ強いサーマルはあるのですが、4,500ft以上上がりません。
午後1時半を過ぎて、顕著な東風、シーブリーズが吹いてきました。証拠に東に向かって雲道が形成されています。伝っていきたいけど、太平洋まで行っちゃいます。
ってことで、八郷盆地東斜面回り込み作戦に変更。大きく左旋回して、筑波山の東斜面を攻めます。
作戦的中!上がります。が、4,500ftは超えてくれません。
風車まで移動。悪くはないです。これくらいの高度でもしっかり動かないと。
「高峰」には良さげな雲。賭けてみます。すり鉢はギリギリ。
たどり着いたら「スカ」でした。ターンして小さなサーマルを拾いつつ、下館に到着。3,000ft切ってます。でも諦めちゃいけません。
南に形成されてきた弱いシーブリーズ前線を狙い、なんとか上げて、さらに南下。まだまだリフトはあります。降りちゃダメ。
「砂沼」が低いな。すり鉢内とは言いながら、精神衛生上、非常に良くないです。
筑波研究学園都市には届くなずもなく、筑波山へ帰投です。
by kzkwglider
| 2019-05-18 04:26
| ソアリング日記
|
Comments(0)