雪嶺のかなたに
2019年 04月 10日
昨日は最高の気象条件でした。当然飛ぶべきでありましたが、地上の足かせを外すことが出来ず、指をくわえて雲を眺め、風を感じていました。もちろん仲間は飛んでまして、ログを見ると、
ほぼ予想通り、ビッグなソアリングです。でも、18mセルフランチの高性能機にしては、少し伸びてない。上空の北西風は相当強かったのでしょう。高度もウエーブにも入ってない感じです。
私の15mピュアでは空中停止、ホバリング状態だったか。まあ、どの道飛びたかった、くやしいけど、仕方ないです。
飛べない日は読書、ってなわけではありませんが、素晴らしい本を紹介されました。その名も、
『雪嶺のかなたに』
黒四ダム建設に関わったヘリコプターパイロット自身が書いたドキュメンタリー小説です。著作者の後輩現役ヘリ・パイロットは、グライダークラブの先輩です。彼から紹介されました。すでに絶版ですから、アマゾンから古本を購入。まずはその貫禄に圧倒されました。
20ページも読まないうちから、胸が熱くなります。パイロット目線で、山岳飛行の困難さが、ホンモノの迫力で書かれていて、しかも当時の未発達なヘリコプターです。想像を絶する困難に直面していました。
当然殉職者がでるわけですが、ページを持つ手が震えるほどです。
改めてじっくり読み返したい。こちらは遊びのグライダー・パイロットですが、反省させらるべきところ、同感するところ、さらに考え直さなくてはいけないこと、あまりにも満載でした。
感動を飛び越したパイロット必読の本であり、教訓が詰まった本であります。
by kzkwglider
| 2019-04-10 03:39
| セールプレーン雑記
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