15,000ft の私
2019年 03月 15日
気圧高度計とGPS高度は、かなり誤差があります。気圧は刻々と変化しますからね。で、
どう見ても、『15,300ft』に見えます。まだまだクライミング中。真っ直ぐ飛んでるだけです。穏やかなWAVE。
LiveTrack24だと、4,600mは超えてますね。
ドラマチックな1日を詳しく記録しましょう、滅多にないソアリングでしたから。
朝9時からすでに南西風5m/s以上吹いてました。パフも加波山や足尾に湧いてきます。筑波山の南西斜面で滞空するには全く問題ないので、午前10時!テイクオフ。学生さんは、まだ到着していません。
2,000ft離脱。エンジンを止めた曳航機の会長さんとしばらく「ガグル」です。プラス10knot。ルンルン。
5,000ftで加波山へ発射!でも岩瀬でイマイチ上がらずスタック。やっと強いのにヒットして筑波山へ戻ります。
★教訓、午前中はまだ温まってないので、無理しない。ハイバンドキープ、3,000ftは割らないこと。
平野にも雲はありますが、まだしっかりしてないし、シンクも強烈。マイナス10knot振り切り!なんてあって、2,000ft割っちゃいました。ピンチの時のFUNAC工場サーマル。ありがたや。
西にはいい雲があるのに、沈下帯に阻まれて届かない。3,500ftまで上げたら、150km/hオーバーに加速して一気に突っ切り、上昇帯へ入ったらアップ!を繰り返して、やっとこ雲に到着です。午前中は苦労しました。
先行した18mセルフランチ機が上げてます。無線で8,000ftコール。こちらもしっかり上げます。西の雲底は高い。この日はWAVEの予報ですから、早めに酸素を装着します。
この日の風は、ほぼ真西。あの赤城山へ向かって雲道が形成されています。またソアリング中の会長から、今日は赤城まで行けるぞ!と『喝!』が無線から入ります。
これですからね。やる気満々。8,500ft。焦らずじっくりと、まずは佐野市へ到着。
9,000ft。妻沼滑空場も見えて来ました。
そして、WAVE in。10,000ft。
トランスポンダー・モードC(チャーリー)は1400に切り替えです。そして、パルスオキシメーターで血中酸素濃度を計測。95%で問題なし。
ウェーブは続くよどこまでも。赤城山へ向かってひたすら高度が上がり続けます。対地速は45km/h。
足利市も迫って、未知なる世界へ突入です。コックピット中は酸素のチューブやカメラやキャメルバック、排水システムでテンヤワンヤ。
でも、気流が荒れていないので、楽ちん。そんなこんなで、15,000ftオーバー。
エアラインの旅客機がほぼ同高度でアプローチしてます。こちらをレーダーで視認している「はず」です。あちらは百人前後の人間が乗っていると思うと、不思議な世界です。こちらは、プラスティック無動力なグライダーに独りぼっち。
今度は真っ黒な巨大機が見えます。自衛隊か米軍かはわかりませんが、C130輸送機でしょうか。そのドス黒さが、青空に不気味です。空は、平和に運用したいものです。
お約束のブロッケン。
雲の縁を飛ぶのも楽しいですね。
赤城山へ行きたかったけど、途中から沈下帯に入ってしまったので断念。15,000ftも上がれば充分でしょう。グライダーでこんな高度を飛んで良いのやら。あまり調子に乗らないことが安全です。
帰投中、板倉滑空場は、遥かに眼下です。
北にも雲のラインが形成されて、まだまだソアリングできますが、10時から飛んでますからね、ファイナルグライドして、5時間で着陸しました。
さて、検証です。
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by
KenU
at 2019-03-15 17:08
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kazuさん、こんにちは。
15,000ftは、もしかして最高記録でしょうか?
そして、新たなる目標、赤城山。
いやぁ~、ほんと楽しんでますね。
15,000ftは、もしかして最高記録でしょうか?
そして、新たなる目標、赤城山。
いやぁ~、ほんと楽しんでますね。
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Commented
by
kzkwglider at 2019-03-15 19:25
by kzkwglider
| 2019-03-15 05:11
| ソアリング日記
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Comments(2)