エリア3 エリアH
2018年 04月 13日
この言葉をご存知の方は相当な航空マニアだと思われます。日本の空は、様々な空域で雁字搦めで、特に飛行場周辺は管制圏や進入路など、絶対に入ってはいけないルートがあって、我々グライダーと言えども航空機ですから、厳守しなくてはいけません。
当然ながら学科試験の時には勉強しましたが、忘れちゃうし、空域も日々変化します。
その中で、関東県内をソアリングする私達にとって、自分の身を守る意味で必要なのが、「エリア3」と「エリアH(ホテルと言う)」です。
ともに自衛隊の訓練空域です。主に9,500ft以上の高高度ですが、私たちも到達する高度ですから、自衛隊機と空中衝突すればイチコロですし、ニアミスにしても亜音速で飛ぶ戦闘機の乱気流をあびたらこっちの翼はボキっと!折れちゃいますね。
エリアHに関しては、12,000ft 以上だし、赤城山方面なのであまり問題ではなく、さらに日曜日は演習してません。
そこで、エリア3に関しては、自衛隊入間基地と事前の空域調整が必要になってきます。法律上民間機が飛行してはいけない縛りはないのですが、前述のように自分の身を守るためです。
入間基地側も、連絡していただければありがたい、ってスタンスです。前日にならないと演習のスケジュールがわからないので、昨日電話してみました。実は今日、グライダーは3機飛ぶのです。
とても紳士的で穏やかな対応でした。で、
・エリア3は、9:30~10:30 9,500ft以上 午後は13:20~14:40
・エリアHは、9:10~11:10 12,00ft以上 午後は13:10~15:40
と回答を頂きました。特にこの時間に入っても問題ないのですが、注意して飛んで下さい、ってことです。
米軍はどんな演習をしいるのは、これはまた別問題なんですが、取り合えず日本の空は今のところ平和です。ビュンビュン訓練されたら、とてもじゃないけど、恐ろしくて近づけません。
グライダーが飛べる平和な空をいつまでも!
by kzkwglider
| 2018-04-13 04:53
| セールプレーン雑記
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