上昇するだけがグライダーじゃない。
2016年 02月 27日
朝から雲一つない紺碧の快晴。風もほとんどありません。
グライダーには最高の気象条件のように思われますが、「渋そう」です。上昇気流が弱い状態のことを、グライダーマンは、「渋いね~」と表現します。
昨日は、まさにそんな日でした。
さらに、雲ができないと上昇気流がある場所を見つけるのに苦労します。それに、雲がないってことは、高気圧にどっぷり覆われているので、下降気流も強いことが予想されて、テイクオフのタイミングも難しいです。
テイクオフしてみたら、案の定、サーマルは小さくて弱い。コアと呼ばれる中心部分の上昇率が強い場所も小さいです。
その場所に留まって旋回を続けるのは、かなりの技量が要求されます。でも、練習するには良いチャンスです。
普段は、得意な右旋回が多いのですが、あえて左旋回の練習です。一回センタリングしても1m上がるかどうかの本当に渋い条件ですが、滞空はできます。
上昇気流は山の尾根の風が当たって、日射がある場所に発生する可能性が高いので、ひたすら山を「磨き」ます。
つまり、同じ場所でセンタリングです。じっとガマン、でも真剣です。集中していないと、小さなサーマルから外れてすぐに着陸しちゃいますから。
1時間半粘りましたね。まあ、上出来かな。最後、着陸準備寸前の対地高度が250mに落ちてからも粘りました。こんな経験も大切なことです。
このような日は、雲がないので景色が良く、上昇気流もなく穏やかな空気ですから、動力飛行機には最高の気象条件なのが、グライダーとはまったく相反しますね。
同じ航空機でも、求める空気の流れが違うのです。そんな世界、なかなか理解してもらえません。
動力機のパイロットからは、グライダーマンは、超変わり者!って言われるのも、もっともです。
渋かったけど、しっかり練習できて、充実したフライトでした。これもグライダーの味わいです。
by kzkwglider
| 2016-02-27 02:22
| ソアリング日記
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