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予測と判断と反省

 すっかりグライダーマンに復活して、うれしい限りです。去年の鬱憤を爆発させてますね。

 そのグライダーですが、エンジンがありませんから、途中まで飛行機で曳っぱってもらって、切り離したあとは、紙飛行機状態です。脳味噌をエンジンにし上昇気流を探さなければなりません。

 実に残酷な趣味でもありまして、上級者やテクニシャンは、4時間でも5時間でも、距離だって300kmは当たり前にソアリングしますが、下手っぴは、1時間も飛べないで着陸しちゃうわけです。

 自虐的な世界でもあります。

 インターネットでフライトの軌跡がわかるので、要するに自慢してテクニックを競う根暗な世界でもあります。

 さて、水曜日のフライトを振り返りましょう。これも楽しみの一つです。
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 予報の天気図は、西高東低の冬型。今年は暖冬でなかなか縦縞の等圧線が混み合うことがありませんでした。でも、これ、グライダーには嬉しい天気図です。
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 11時50分にテイクオフしたので、しばらくしてからの地上の風です。黄色い北西11m/sの風は利根川沿いです。筑波山の麓は、南南東1m/sで穏やかです。

 これは日光周辺の山々が北西風をブロックしてくれているからです。
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 14時になると、10m/sの強風が茨城県南部まで下がってきました。これが砂嵐として吹き抜けていたのです。この風が筑波山に直撃して、猛烈な上昇風になってました。実際に突っ込んだら、グライダーが空中分解しそうなくらいの乱気流でした。

 でも、上昇しました。操縦桿の操作が大変でした。腕が疲れるくらいチカラが必要です。
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 15時、基本的に変わってませんが、栃木県と茨城県の境で、6m/sと3m/sの風がほぼ90度にぶつかってます。コンバージェンスと言って、風が収束して、猛烈な上昇気流が生じます。

 この時、ここにいました。昇降計が振り切れました。あっと云う間に500m上昇しました。
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 16時。筑波山方向に10~12m/sの西風が入り、宇都宮方面からの北北西の風とぶつかって、前線が形成されました。この雲の下も上昇帯で、真っ直ぐに飛ぶだけで、上昇します。

 上級者は、宇都宮を超えて、中禅寺湖手前まで飛行してます。私は根性なしなので、手前で戻りました。

 17時近くになっても、いたるところで風が収束して、高度が下がりません、ってか、まだまだ上昇しますが、流石にオムツも限界。4機飛んでましたが、お互いに着陸順をコールしあって、安全に着陸しました。

 飛行距離は稼げませんでしたが、一番先にテイクオフして、着陸は一番最後でしたよ。

 フライトコンピューターのLogを見ると、飛行時間は5時間20分、最高高度は2123m、移動距離は467km、平均速度は92.4km/hとなってます。

 もっと広範囲に移動できましたね。イチかバチはタブーですが、安全に戻ってこられる「すり鉢」をもっと広げたいと思います。

 地上での研究が必要なことを、痛感しました。
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 宇都宮方面に伸びる前線の雲です。
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 強い上昇気流の中では、ハイバンクでキュンキュン旋回します。

 さて、次に気象条件の良さそうな日を、予測します。グライダーマンは自然のチカラを利用して長距離、長時間飛びますから、ケチ、なんです。

 でも、エコです。




by kzkwglider | 2016-02-12 02:03 | ソアリング日記 | Comments(0)

#青空と雲のゆくえ ピュアグライダー・パイロットです。セールプレーンからの空撮写真や飛行記録などをアップしてます。2015年5月に患った大腸穿孔(S状結腸憩室穿孔)によるストマの体験なども。


by kazu
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