整備とモディフャイ
2018年 02月 17日
今日明日も素晴らしいウェザーですね。我がクラブはほぼ全員集合のようです。そんな好条件だからこそ、昨日、マイグライダーの整備をしに滑空場に行きました。そのままクラブハウスに宿泊して、今朝です。
1月に耐空検査を終えたばかりなので、特に問題個所はなく、日々手入れも欠かさないのですが、最近チョッと気になったこととして、「ラダー操作時のキシミ」、です。ラダーペダルを踏むと、わずかながら擦れる音がするのです。
明らかに潤滑不足のような感じです。ラダーは、ペダルとワイヤーで繋がったシンプルな構造なので、眼に見える箇所のグリスアップは、頻繁に行っています。
となると、胴体内部に何かリンケージでもあるのか?と疑問が生じました。そこで、今まで開けたことのない胴体カバーを開いてみることにしました。
まず下準備。ボルト類を無くさないために、マグネットのトレー。ビスはマイナスの皿ねじがほとんど。
黒い箱は、無線のスピーカーです。ここまでは慣れてます。この先が問題。
外したボルトを胴体の中に落としたらエライこっちゃ!なので、ウェスでカバーです。これ基本。
そして、胴体内部が登場しました。
FRP のトンネルです。右下を貫通しているシャフトは、エレベーター。ラダーのワイヤーは左右ダイレクトに連結されていて、残念ながらリンケージはありませんでした。
となると、ワイヤーか、ラダーの軸の潤滑不足しか考えられません。
ついでなので、エルロンやエレベーター、ランディングギヤのジョイントをグリスアップして、元に戻しました。
振出しに戻って、ラダー。
ペダルの軸に浸透性のよいオイルをしっかり沁み込ませ、左右の長いワイヤーにワイヤーオイラー(バイクのクラッチワイヤーによく使用した)を使って、たっぷりとオイルを噴射。
続いて、ラダー本体の軸にもオイルを浸透、稼働させて馴染ませました。
ここまですれば擦れ音は消えると思うのですが、今日飛んで確かめます。
他にも重要保安部分の点検です。
なんたって酸素。レギュレーターとチューブのジョイント部分の点検です。しっかり差し込まれて固定されていることを確認。圧力が逃げてないことも。そして、ビニールテープで補強。
テールドーリーのパンク修理。年代物なので、ビートがボロボロで苦労しました。チューブにも二か所穴が開いていて、もう限界ですね。26年モノですから。
日射もなく冷たい東風が強く吹く中、バケツの水にチューブを突っ込んでエア漏れをチェックして、かなりツラい作業でした。頭が痛くなってきた。
そして今回メインのモディファイは、空中散布システム完成への模索です。ボディに穴を開けるわけにはいかないので、キャノピーの窓を使用するしかありません。
まずは、前回の散布により汚れてしまった部分を歯ブラシなどを使って掃除。長年溜った埃もかなり蓄積されてました。
傷をつけないように、優しく汚れを落とします。
さて、散布するためのチューブです。ホームセンターで5m購入してきましたが、さすがに長すぎ。操縦席から出せるのは3mがいいところでしょう。となると、時速110キロですから、尾翼が汚れる。
そうならないためには、重りを付けて下に垂れるようにするば良いのではないかと、機体に当たっても傷つかないもの、万が一落下しても実害を与えないもの、を試行錯誤して決定しました。
by kzkwglider
| 2018-02-17 03:36
| セールプレーン雑記
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